山崎 亮 氏(関西学院大学建築学部教授)を講師にお招きし、上月地域交流センター(佐用町上月支所)において「縮充フォーラム2026」が開催されました。
2026年7月12日(日)に開催された「縮充フォーラム2026」は、佐用町の人口減少におけるこれからのまちづくりを住民とともに考えることを目的に行われたイベントです。
佐用町は「縮充のまちづくり宣言(2025年7月)」を掲げており、人口や規模が「縮む(縮小する)」なかでも暮らしやコミュニティのつながりを「充たす(充実させる)」まちづくりを進めています。本フォーラムはその一環として実施されました。
[ 縮充フォーラム2026のようす ]







[ 当日の資料 ]

「縮充」のまちづくりの現在地
小さいからこそ、豊かになれるまちへ
楽しさなくしてかかわりなし
かかわりなくして未来なし

01 なぜ「縮充」が必要なの?
佐用町の人口は、ずっと減り続けています
今後も減り続ける見込みです
- 空き家
管理が行き届かない空き家が増えています - 公共交通
路線や便数が減り、移動が不便になっています - 学校
児童生徒数の減少により、学校のあり方が検討されています - 地域団体・自治会
住民・加入者の減少により、活動の維持が難しくなっています
- 医療機関・介護施設
医師・スタッフの確保が難しく、医療・介護サービスの維持が課題になっています - 地域行事
行事の縮小や役員の負担が増えています - 農業・林業
担い手不足で、耕作放棄地や山林の荒廃が懸念されています - 公共施設
施設の老朽化や利用者の減少で維持が難しくなっています - 商店
用者の減少、また後継者問題で次々と閉店しています
人口減少は避けられない。だからこそ、これからのまちづくりは、「何を増やすか」ではなく、「どう豊かに暮らしていくか」をみんなで考えていきたい。

02 全国でも、まちづくりの考え方は変わってきています
人口減少前提としたまちづくりへ。
1 地方創生2.0
人口減少を正面から受け止める
人口減少の中でも、社会・経済が機能する適応策を講じ、地方公共団体間の広域連携や、官民連携を推進
2 スマートシュリンク(賢く縮む)
賢く縮みながら豊かに暮らす
人口減少しても住民一人ひとりのウェルビーイング(心身の健康や幸福)を損なわないまちを目指すもの
3 8がけ社会
人口減少時代に合わせた社会の仕組みを考える
「高齢化がさらに進む2040年。社会を支える働き手はますます必要になるのに、現役世代は今の8割になる「8がけ社会」がやってくる。
今まで通りが通用しなくなる未来を私たちはどう生きるべきなのか。」
出典:朝日新聞(令和8年~特集)

03 佐用町では、5つの思いを大切にしています。
町民の皆さんとの話し合いを重ねながら、「縮充BOOK ~みんなで考える縮充のまちづくりSayo~」にまとめました。
みんなで話し合いを重ねてきました
1 楽しくつながる
ポジティブなつながりを楽しむまち
2 やってみたいが叶う
チャレンジを応援できるまち
3 みんなが主人公
一人ひとりが主役になれるまち
4 身の丈にあった見直し
未来を考え、出来るところから始める
5 さようが好き
わがまちを誇りに思う

04 これって「縮充」!?①
さまざまな取り組みが、まちのあちこちで始まっています。一人ひとりが「かかわる」ことで、まちづくりが広がっています。
コミュニティスクール・縮充出前授業
佐用町ならではの学校だけではなく、
地域のかたが生徒を支えています。
- 地域のかたが授業サポートとして参加
- 学校と地域がつながり、生徒の学びや成長を支えている
女性によるおしゃべり会
女性のかたで「これからのまちとくらし」について
話し合いを始めました。
- 女性だけで「これからのまちとくらし」について話し合い
- これまで声が届きにくかった女性の意見を、まちへ届ける

05|これって「縮充」!?②
さまざまな取り組みが、まちのあちこちで始まっています。
一人ひとりが「かかわる」ことで、まちづくりが広がっています。
子ども食堂
- 子どもたちがご飯を食べるだけでなく、地域の人たちとつながる場として機能している
- 地域の食材や人の温かさにふれることで、子どもたちの安心や笑顔が広がっている
移動販売
- 「まちのために何かできないか」という思いを引き継ぎ始まった移動販売
- 買い物の場であると同時に、地域の見守りやつながり、交流の場として機能している

06|これって「縮充」!?③
さまざまな取り組みが、まちのあちこちで始まっています。一人ひとりが「かかわる」ことで、まちづくりが広がっています。
若者グループ活動応援事業
「やりたい」という若者を、役場だけではなくみんなで応援!
環境美化活動
福祉施設へ訪問
地域でイベントを開催
若者グループ活動応援事業では、「やってみたい」という学生や若者のチャレンジを応援しています。
環境美化活動や地域での交流やイベントなど、それぞれの「やってみたい」がまちの新しい動きにつながっています。

07|まずは「かかわる」ことから
一人ひとりのかかわりが、未来の佐用町をつくる力になります。
これからより大切なこと
人口が減ることより、
かかわる人が減ることの方が大きい問題
かかわる人が増えると、担い手も、アイデアも増える、
一人の負担も減る
例えば
佐用町の人口:14,000人
そのうち1%がまちづくりにかかわると140人
10,000人
そのうち2%がまちづくりにかかわると200人
楽しさなくしてかかわりなし
「かかわってみたい」と思える機会が増えることで、
かかわる人も少しずつ増えていきます。
令和9年度から始まる総合計画
「縮充」の考えをベースに策定中
みんなで考えるワークショップ
町内での説明会・意見交換
様々な世代・立場のかたの意見を集め、
未来の佐用町の姿と
みんなが大切にしていくことを
考えています。
現在、総合計画づくりでも、
地域・事業者・子ども・障がいをおもちのかたなど、
様々な立場のかたと一緒に
まちの未来を考えています。
あなたのかかわりが、未来の佐用町をつくる大切な一歩になります。
